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オタクの私がエンタメ企業への就職を決めるまで


内定者インタビュー第2弾は、”推し活”に没頭する山田 莉央さんにご協力いただきました!
「就活を始めるまでエンタメ業界への就職を考えていなかった」と語る山田さん。
”楽しむ”側から”届ける”側を意識したきっかけや、就活時のエピソードについてお話しいただく中で、ブシロード社員と内定者のちょっとした"共通点"も見えてきました。

23卒内定者 山田 莉央さん

▼小さい頃からアイドルひとすじ

小さい頃にピアノやバレエ、日本舞踊など、音楽に関わる習い事をしていた影響で、小学生の頃からずっと歌って踊る、アイドルという存在に夢中でした。アイドルオタクの入口はK-POP。ちょうどK-POPが流行り始めた頃だったこともあって、気付いた時にはすっかりオタクになっていました。

▼2次元アイドルとの出会い

中学生の頃はアイドルへの熱は少し落ち着いていました。ところが、高校生のとき、マネージャーとして入ったサッカー部の部員に『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(スクフェス)を勧められ、プレイしたことをきっかけに気持ちが再燃。そこで人生初の“推し”もできたんです。

また、私の中のアニメに対するイメージを変えたのも『ラブライブ!シリーズ』でした。

スクフェスにハマった流れでアニメもすべて観たのですが、こういうアイドルの形もあるんだな、と素直に驚きました。そしてすっかり2次元のアイドルにハマっちゃって…(笑)。元々アイドルオタクだったので、入りやすかったのかなと思います。

そこからは、好きなキャラクターのカードを集めるために毎日ゲームで遊んだり、ライブイベントに参加したり…。サッカー部のみんなと”推し”の話で盛り上がることもありました。

”推し”が中心の生活

今ではすっかり”推し”が中心の生活になっています。ちなみに”推し”は1人だけではありません。アイドルグループごと、コンテンツごとにそれぞれ”推し”がいます。

休みの日は、朝起きて真っ先にYouTubeをチェック。同じ動画を何十回も繰り返し観ることも多いです。

お出かけするときも”推し”と一緒です。友達と遊ぶときは、その友達の趣味に合わせて連れて行く”推し”を選びます。どの”推し”を連れて行くか決めたら、トレカやアクリルスタンドをバッグにしのばせるんです。友達に私の”推し”を見せたい、という気持ちもありますし、自己満足で連れて行っている部分もあります。

「せっかくここに行くなら”推し”も連れて行こうかな」という気持ちです(笑)。友達が知っていそうな子を選ぶこともあれば、全部持って行って1人1人紹介することもありますね。

▼陰で支えるのが好きだけど…

学校での立ち位置は、率先してリーダー役…ではなくて陰で支えるタイプでした。なので、前回の佐藤ゆづきさんの記事を読んでスゴイなって。私は人見知りなタイプですし、真反対かもしれないですね。

高校生の時はサッカー部のマネージャーをやっていましたし、推し活も「支える」に近い要素があると思います。

ただ、実は「一度決めたことは絶対!」というくらい、負けず嫌いな性格なんです(笑)。誰かと競い合うタイプの負けず嫌い、というよりも、自分に対して負けず嫌いなタイプ。目標が出来ると「何が何でも達成したい!」と思ってしまうんです。

学生の頃だと「テストで1桁の順位を取りたい!」とか、とにかく1つ目標を決めると、絶対に成し遂げたいなっていう気持ちが芽生えてくるんです。周りからはそう見えなかったかもしれませんが、実は心の中で燃えていました(笑)。

▼エンタメ企業で働くとは思わなかった

小さい頃からいつも何かのオタクだった私ですが、自分がエンタメ業界で働くことになるとは一切思っていませんでした。エンタメは大好きですが、自分が届ける側で働くイメージはなかったんです。どちらかというと、楽しむだけのつもりでいました。

エンタメ業界で働きたいな、と思うようになったのは就活を始めて間もない頃だったと思います。自分の人生を振り返ったときに、あるエピソードを思い出したんです。

エンタメに支えられた過去

地元に戻っていた時期

新型コロナウイルスの流行で、しばらく地元に帰ることになったときのことです。
せっかく楽しみにしていた大学生活が、たった1年で様変わりしてしまい、当時の私はかなり落ち込んでいました。本当に何をするにも気力が湧かなくて…。ずっと部屋にこもっていました

そんなとき、弟がグッズを買いに行こうと誘ってきたんです。人気の少年漫画のグッズだったんですけれど、私は作品自体を知らず…。

一緒について行くだけでも良かったのですが、なんとなく「作品を知っていたほうが楽しめるかな」と思い、すぐにその作品のアニメを観ました。そうしたら自分でも驚くほどハマってしまって(笑)。
そこからは落ち込んでいたことを忘れるくらい、アニメにのめり込んでいきました。そして改めて、エンタメという存在が私にとって日々の活力になっていることを実感したんです。

この出来事を思い出し、エンタメ企業への就職を考えるようになりましたが、最初はあまり自信がなくて…。自分が届ける側で働くなんて、考えたことがなかったもので…。
ですが、次第に「新しいことにチャレンジしてみたい」という気持ちが大きくなり、応募することを決めました。

ESに追われ、やりたいことを見失い…

エンタメ業界で働くことを視野にいれたものの、就活を始めたばかりの頃は色々な業界をたくさん受けていました。というのも、エンタメ業界は入口が狭く、人気の業界なので「エンタメ企業だけに絞るのは賭けに近い」と思ったからです。

そう頭では理解していても、結局、なんとなく応募した企業だと志望動機さえうまく言葉に出来ずESも思うように書けないという事態に陥ってしまって…。さらには「本当にやりたいこと」と少しズレがある中で無理矢理ESを書いていたので、段々「自分のやりたいこと」さえ分からなくなってしまいました。完全に迷走していますよね(苦笑)。

就活を一時休止。応募企業を絞り、再出発

このままでは仮に面接に進めたとしても、本音で話せないまま終わると感じて、もう一度「本当にやりたいこと」と向き合うことにしました。そこで一度就活をお休みすることにしたんです。

再出発するにあたって自分のやりたいことを考えたとき、やっぱり「楽しみつつ、やりがいを持って働けるのはエンタメ業界しかない」とあらためて思いました。自分の人生を振り返ってみても、いつもエンタメと一緒だったよな、と。

そこからは応募する企業を絞り、エンタメ以外で選考が進んでいた企業はすべて辞退しました。エンタメ企業も本当に働きたいと思える会社に絞り、一社一社の選考に集中するよう気持ちを切り替えました。

本当に自分がやりたいことだけに向き合ったことで、志望動機や面接の場で話す内容に悩むといった負担はかなり減ったと思います。

▼社員と内定者から感じた”スキ”への熱量

ブシロードへの入社を決めた理由は、中で働く”ヒト”に惹かれたからです。面接のあとに社員の方と話す機会があったんですけれど、お話しする中で自社コンテンツへの愛をすごく感じましたし、なにより純粋に楽しかったんです。

その時に、同じように”スキ”を追いかけていて、同じように”スキ”に没頭している方たちと働いたら、どんなに楽しいだろうと感じました。

そしてみんな上を向いて、挑戦している。新しいことに挑戦するのが好きな私にとって、ピッタリな環境だと強く思いました。

ちなみにですが、これは他の内定者の人と会ったときも同じように感じます。みんな好きなモノ・コトに対する熱量が本当にすごくて。男女関係なく、お互いの”スキ”を語り合えてすごく楽しかったです。

▼入社後は…

入社後は、できれば音楽に関わるお仕事を担当できたらと思っています。長くピアノをやってきた経験や、アイドルオタクとしての知識が活きる場面があるのかなと思うからです。

一方で、陰で支えるお仕事も自分に合っていると思うので、エンタメ業界を裏で支えるお仕事にも興味があります。たとえばライセンスに関わるお仕事などでしょうか。
自分にない経験をしてきた方たちと一緒に、これから色んなことを学べるんだと思うと今から楽しみです!

▼就活生のみなさんへ

私自身、周りと比べて焦ってしまったり、思い詰めてやりたいことが分からなくなったりする時期もありました。ですが、立ち止まりながらも自分を信じて挑戦して良かったなと思っています。

少しでもエンタメが好きで、自分の”スキ”を色んな人に届けたいという想いがある人は、そのまま信じて挑戦してほしいです。
私自身も、入社後も変わらず挑戦する気持ちを持って頑張ろうと思います!

エンタメ業界に限らず、就活は焦らず自分のペースで進めることが1番大事かなと思います。あまり思い詰めず、マイペースに頑張ってください!

ブシロードへの応募を検討されている方は、新卒採用サイトもチェックしてみてください!


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