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【密着】フィギュアのお披露目イベントに同行してみた
ブシロードの企業説明会を実施した際、多く寄せられる質問の中に「社員の1日を教えてください」というものがある。
今回はこの質問にお答えすべく、ブシロードクリエイティブ(主にグッズの企画・制作を行うブシロードの子会社)の協力を得て社員の1日に密着することに。ちょうど2月12日(日)に開催されたワンダーフェスティバル2023【冬】の準備を控えたタイミングだったので、この記事では同イベントの裏側をお届けする。
また、このイベントはブシロードクリエイティブから新たに誕生したフィギュアブランド『PalVerse (パルバース)』のお披露目もかねた重要な催事。せっかくなので会場設営を含め、イベント前日と当日の2日間を追った。
▼イベント前日
9:30 デジタル制作チームで必要機材を会場へ
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主にフィギュアの原型を制作するデジタル制作チーム。彼らが早朝にオフィスへ集合し、展示に必要な機材や荷物をワゴン車に積む。今回はVRを用いた展示を行うため、荷物もなかなかのボリュームだ。
通常、フィギュアのイベントなら当たり前のように現物が展示されるものだが、ブシロードクリエイティブが選択したのはVR空間での展示であった。この背景には、スケジュールの関係で正式にお披露目できるフィギュアの点数が少なかったという事情がある。「現物がないなら、バーチャル空間で展示しよう」という発想の転換から実現したのが今回の展示だったのだ。
10:00 現地に向けて出発
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積み荷を終え、現地まで車で移動。幕張まで車で約1時間半ほどかかるため、ここからしばしのドライブタイムとなる。他愛のない雑談で盛り上がり、楽しい時間となった。
11:30 会場に荷物を搬入
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会場に到着後、台車を用いて荷物を搬入。段ボールの中にはVR用の大きなPCが入っているため、2人がかりで慎重に運ぶ。
12:00 企画チームで会場のレイアウト調整
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デジタル制作チームが必要機材を搬入する一方で、先に現地入りしていたブシロードクリエイティブの成田社長、そして企画チームのメンバーは、会場のレイアウトについて相談しながら微調整を行う。
13:00 昼食
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会場設営の目途が付いたタイミングで、休憩へ。会場近くの飲食店へ移動し、昼食を取る。
14:15 機材のセッティング
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昼食を済ませて会場へ戻ると、施工業者様の協力によりブースの8割が完成。中央に出現した小部屋の中にVR用のPCを運び込む。この時、ただPCを配置するだけではなく、ブレーカーや配線に気を配りながら微調整する必要があるようだ。
実際、この作業は想像以上に時間がかかることとなった。
15:00 必要な備品をディスプレイ
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デジタル制作チームがPCの設置作業を行う一方で、他のメンバーは実際に体験していただくための環境を整えていく。ゴーグルやコントローラーはもちろんのこと、お客様が見ている画面をスタッフ側が確認するためのモニターや、説明時に使用するカードなど様々な状況を想定して準備したアイテムを設置する。
16:30 テスト
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会場設営の準備が整うといよいよテストプレイだ。イベント当日にトラブルなく遊べるよう、この作業は18時過ぎまで続き、この日の作業は完了した。
▼イベント当日
9:00 開場後の動きを確認
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いよいよイベント当日。
早朝から、イベントの参加を含めプロモーションを担当したマーケティングチーム、『PalVerse (パルバース)』のブランドコンセプトを形づくった企画チーム、関係者が来場した際に対応する営業チーム、そしてVR制作を担当し当日は動作をチェックするデジタル制作チーム、来場者の誘導などサポートとして駆け付けたアルバイトスタッフが集合し、当日の最終確認を行う。
10:00 開場
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イベントが始まると徐々に人が集まり、VRコーナーはあっという間に満席。また、このようなイベントに参加すると、一般の方だけでなく業界関係者も来場するため状況に応じた連携が必要だ。
10:30 メディア取材対応
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営業担当と制作担当が連携し、メディアの取材対応を行う。ブランドコンセプトやブースの説明、今後の展開を詳しく伝える。
11:00 VRの動作チェック
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デジタル制作チームは常にブース中央の小部屋の中に待機し、動作チェックを行いトラブルに備える。
12:30 海外営業の対応
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来場者の中には海外の小売業者の方も。このような場面では、営業担当が英語で対応。『PalVerse (パルバース)』は海外展開を視野に入れたブランドのため、今回のイベントには営業チームの中でもビジネス英会話が可能なメンバーが参加している。
14:00 交代で休憩に入りながら適宜対応
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13時頃から交代で昼食へ。13時~15時の時間帯は来場者数も多いため特にチームとしての連携が求められる。
17:00 イベント終了!撤収作業へ
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この日のイベント開催は17時まで。最後まで列が途絶えることなく、盛況のうちに幕が下ろされた。同時に手早く撤収作業に移るが、片付ける際は次回使用することを考えて小分けにしながら丁寧にまとめる。
イベント終了後は来場者が一斉に帰宅するため交通が混み合う。会場付近は渋滞するので車を持ってくることさえ一苦労だ。
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荷物をまとめたら車に積み込み、オフィスへ。運転と運び込みを手伝うメンバー以外はそのまま現地解散。車の渋滞もあり、オフィスへ戻るメンバーは22時頃の解散となった。
複数のチームが連携しながら創り上げる”イベント”。文化祭の前日のような華やかなイメージを持つ人も多いだろう。
そんな”イベント”の裏側に密着してみると、実際は企画から当日を迎えるまで数か月を要し、当日は早朝から夜まで稼働するなど、”華やかさ”の裏側には綿密な準備と地道な作業が求められるということが見えてきた。
しかし、商品を見に来た人のリアクションを直に見ることができ、チーム一丸となって成し遂げる達成感があるのもまた事実。
このnoteを通して、エンタメ業界の裏側を知るきっかけになると幸いだ。